企業の経営を行っていく上では、非常に幅広い知識が求められる。とはいえ、これらは単純化すると以下の3つの観点に集約することができる。
①売れるか?
②できるか?
③儲かるか?
である。
①の「売れるか?」を考えるのが戦略の領域であり、②の「できるか?」を考えるのがマネジメントの領域である。そして③の「儲かるか?」を考えるのが、会計・財務の領域である。
上図が示すように、「戦略」「マネジメント」「会計・財務」の3つの領域は、それぞれさらに細かく分類することができる。
【戦略】
戦略の領域では、企業の目標や方向性を設定し、それをどのようにして実現していくかに焦点を当てて考える。企業の根幹をなす大局的かつ抽象的な「企業理念」から始まり、そこから戦略や管理の対象範囲がより局地的かつ具体的になり、最終的には顧客との接点を対象とした「サービス管理」の流れで分類できる。
【マネジメント】
マネジメントの領域では、主に従業員に焦点を当てて考える。従業員の働き方を決める組織設計と、従業員の心に焦点を当てた対人管理に分類できる。
【会計・財務】
会計・財務の領域では、主にお金の動きに焦点を当てて考える。過去のお金の使い方を評価する会計と、未来のお金の使い方に焦点を当てた財務に分類できる。
+ビジネススキル
経営の全体像は上述の通り「戦略」「マネジメント」「会計・財務」から構成されるが、経営や事業を成功させるためには経営陣や従業員一人ひとりにビジネススキルが求められる。具体的には、以下の5つのスキルを挙げることができる。
「戦略」「マネジメント」「会計・財務」のいずれの領域でも求められるのが、これら5つのビジネススキルである。これらは企業経営や事業を成功に導く上で不可欠な能力であり、もちろんひとりひとりの昇給を実現するために重要な能力でもある。
本ブログでは、上記の14の領域・能力について触れながら、事業の拡大や昇給を実現するための方法論についてみていく。
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