前回、「このブログと私(2)」にて、企業や経営者から「いかに利益を奪い取るか」ではなく、企業や経営者の収益を「いかに高め、その収益を基に労働者の昇給を実現していくか」というアプローチを採ると述べた。
このアプローチは、以下の順序で進んでいくことになる。
➀企業の収益を上げる
②収益を労働者に分配する
ここで疑問となるのが、「誰が収益を上げるのか」という点である。上述したように、企業や経営者から利益を奪う方法での昇給の実現というアプローチは採らない。よって、労働者が自ら稼いだ収益を労働者が受け取るアプローチで考えていくことになる。
以上のことから、「➀企業の収益を上げる」というひとつめの目標を達成するためには、労働者のひとりひとりが収益を上げる方法を修得することが不可欠となる。
これはいわば、「底からの改革」である。そしてこの改革を実現するために必要なのが、「経営の全体像と、求められるビジネススキル」の理解である。